20年ぶりにAppleが米国内PC総出荷数の10%以上を占める

2011年7月17日 17:00

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記事提供元:スラド

  eggy 曰く、

 GartnerとIDCがそれぞれ発表した2011年第2四半期のPC市場動向によると、両方の調査でAppleが米国内PC出荷台数の10.7%を占めた。米国内でAppleのシェアが10%を超えるのは1991年以来20年ぶりのことで、2000年代前半から中ごろにかけては2%前後のシェアが続いていた(GartnerのプレスリリースIDCのプレスリリースInfoWorldの記事本家/.)。

米国内のPC出荷台数が昨年比-5.6%(IDCの調査では-4.2%)と低迷する中、Appleは最大の伸びを見せてシェア3位となった。この要因としてGartnerは、Apple製品の性能が業界平均を大幅に上回る点を挙げ、iMacのアップデートが一般消費者や教育分野での購買担当者の関心を引いた面もあるとしている。ただし、世界レベルでみるとAppleのシェアは上位10位以内にも入らず、5%を超えることもできていない。

Gartnerの主席リサーチアナリスト、北川美佳子氏によれば、昨年から続いている企業での買い替え需要が米国PC市場での希望の星なのだという。Global Equities ResearchのアナリストTrip Chowdhry氏にると大企業の3分の1は業務用PCの選択肢にMacを取り入れており、多くの従業員はWindows PCではなくMacを選択するとのこと。今後もMacはシェアを伸ばし続けていくことができるのだろうか。

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