サマータイム制は節電にならない? 産総研がシミュレーション結果を発表

2011年7月6日 19:29

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記事提供元:スラド

 あるAnonymous Coward 曰く、

 夏期における電力不足対策としての節電が叫ばれる中、産業総合研究所(産総研)がさまざまな節電対策についてその実効効果を検証すべくシミュレーションを行い、その結果を公開している(産総研の評価書・レポート内「節電」ページ)。

 ここでは、計画停電や打ち水、室温見直しや日射遮蔽といったさまざまな対策についてシミュレーションに基づき効果を検証しているのだが、たとえば計画停電は10%程度の節電効果しかない、大規模な散水はあまり節電効果が無い、またサマータイムは逆に電力消費を増大させる可能性がある、といった結果が得られたそうだ。

 たとえばサマータイムでは人々が早く帰宅するため家庭でのエアコン等電力消費が増える、また計画停電は停電終了後の電力消費が増える、といった問題があるという。

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