中国、通信放送衛星「鑫諾5号」を打ち上げ

2011年7月4日 11:45

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 中国国家航天局(CNSA)は北京時間6月21日0時13分(日本時間1時13分)、通信放送衛星「鑫諾5号(Chinasat 10)」を載せた「長征3号乙」ロケットを、四川省の西昌衛星発射センターから打ち上げた。

 打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約26分後に「鑫諾5号」が所定の静止トランスファ軌道へ投入され、打ち上げが成功した。今後、西昌衛星発射センターなどが衛星を制御し、静止軌道へと移動させる。

 鑫諾衛星通信有限公司の「鑫諾5号」は中国空間技術研究院などが開発・製造した通信放送衛星で、中国国内に向けてのラジオ放送やデジタル・テレビ放送などを提供する。設計寿命は15年。

 なお、今回の打ち上げは長征ロケットシリーズにとって138回目の打ち上げだった。

 ■長征三号乙運載火箭成功発射鑫諾五号衛星
http://www.calt.com/xwzx/zyxw/20110621003603c73033.html

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