東電、原子炉建屋の床面清掃にロボットを投入

2011年7月2日 15:30

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記事提供元:スラド

 東京電力は、福島第一原発3号機原子炉建屋に米iRobot社製のロボットを投入し、放射線量の高い床面の清掃を7月1日11時43分に開始した(プレスリリース: PDF記者会見配布資料: PDFYOMIURI ONLINEの記事)。

投入されたのは軍用ロボットの「Warrior」というモデルだ。日本製の真空掃除機と組み合わせ、Warriorのアームに吸い込みヘッドを装着する。真空掃除機との間にホースでつないだ大粒子サイクロンと微粒子サイクロンにより、吸い込んだ粒子を分離するようだ。清掃範囲は原子炉建屋1階南西部の約100平方メートル。Warriorにはカメラが4台付いており、遠隔操作が可能。アームの最大持ち上げ重量は100キログラム、最高時速12.9キロメートルで走行する。東京電力は、Warriorの操作性が優れていれば掃除以外の作業にも使いたいとのことだ。

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