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赤外線天文衛星「あかり」、科学観測終了
記事提供元:sorae.jp
Image credit: JAXA[写真拡大]
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月17日、電力異常が生じている赤外線天文衛星「あかり」について、科学観測を終了すると発表した。
発表によると、5月24日に発生した電力異常の影響で、「あかり」は現在、日陰と日照のたびに電源のONとOFFを繰り返し、通信や姿勢制御等の衛星運用の制約が大きく、科学観測を再開することが困難だという。
JAXAは今後、引き続き電力異常の原因を調査するとともに、確実な停波に向けた運用を進める予定。
「あかり」は日本初の本格的な赤外線天文衛星で、2006年2月にM-Vロケットによって打ち上げられた。赤外線専用の望遠鏡と2種類の観測装置を搭載し、全天にわたって赤外線源を観測する「サーベイ観測」が主な目的で、目標寿命3年を超えて運用していた。
■赤外線天文衛星「あかり」(ASTRO-F)の科学観測終了について
http://www.jaxa.jp/press/2011/06/20110617_akari_j.html
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