丸紅、インドネシアの地熱発電プロジェクトに参画

2011年6月19日 00:39

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 丸紅は17日、6月13日付で、インドネシアの地熱資源の開発に豊富な知見と経験を持つPT. Supreme Energy社(以下、「Supreme Energy」)、および世界有数の総合エネルギー企業であるフランスのGDF Suez社と、インドネシアの南スマトラ州における「Rantau Dedap(ランタウ・デダップ)」地熱資源区の開発や、地熱発電所の建設に向けた共同開発契約を締結したと発表した。

 同プロジェクトは、Supreme EnergyとGDF Suezの2社が競争入札を経て、2010年12月にRantau Dedap地区の地熱資源の開発権を獲得したもの。今回、共同開発契約の締結により、同社が正式に同プロジェクトに参画することになる。

 今後、2016年の商業運転開始を目指し、Rantau Dedap地区の地熱資源の開発や、出力22万キロワット規模の発電所の建設を行う。さらに、インドネシア国有電力会社(PLN)との間で長期売電契約の締結を行う予定。

 世界最大の地熱資源を有するといわれるインドネシアでは、伸長著しい電力需要を背景に、地熱発電所の開発促進に向けた制度基盤の拡充が積極的に進められている。

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