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東北大、電子の電荷とスピンを利用した待機電力ゼロのLSIを開発
記事提供元:スラド
少しずつ節電 曰く、
東北大学省エネルギー・スピントロニクス集積化システムセンターの大野英男センター長のグループはNEC等と共同で、電子の電荷とスピンを利用したスピントロニクス技術によって待機電力がゼロのシステムLSI、垂直磁化不揮発素子等の開発に成功したそうだ。成果は13日から開催の2011 Symposia on VLSI Technology and Circutsにて発表するという(プレスリリース)。
時事通信の記事によれば、同じく待機電力なしで情報が残るフラッシュメモリーでは書き込み回数に制約があるため、演算処理回数が膨大なLSIには使用できなかった。一方で、今回開発したスピントロニクス素子は、システムLSIに必要とされる基本性能(動作速度・非破壊読み出し・書き換え回数・微細化・低電圧動作)を全て満たすことができるという。実用化は2015年度を目指すそうだ。
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