磁力抵抗「ゼロ」の発電機?

2011年6月1日 12:00

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記事提供元:スラド

  greentea 曰く

 滋賀県草津市の平松敬司さん (72) が、発電機を回す時に生じる磁石の抵抗を大幅に軽減させる仕組みを発案し、解析した京都大学の中村武恒准教授らが 2011 年春季低温工学・超電導学会で発表した (京都新聞の記事) 。

 簡易な構造だが誰も試みなかった「コロンブスの卵」的発想で発電装置の簡略化が見込め、電気自動車や風力発電などへの応用に期待も高まっているという。大会発表原稿 PDF の 2A-a04 を読むと、今回の発表は空間位相調整法によるコギングトルクの低減を有限要素法解析したもので、位相をずらして発電機を 8 連結した際のコギングトルクは 1 台分の発電機のコギングトルクで正規化すると、ほぼ 0 になるという結果のようだ。また誘導起電力波形が改善されることも示されている。

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