省エネで見込まれる消費は3兆円

2011年5月31日 11:00

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記事提供元:エコノミックニュース

 節電が求められる状況に個人はこの夏どう対応するのか。民間調査機関の調べで、84.4%が「電気をこまめに消す」、59.6%が「使わないコンセントを抜いておく」、52.6%が「冷房温度をあげようと思う」と、日常の中で、こまめにできる節電に努める意向であることが分かった。中には、「夏用下着・クールビズで対応する」(29.2%)、「扇風機を購入する」(21.8%)、「電球をLEDにかえる」(16.8%)などもあった。

 これはメディアインタラクティブが5月27日から30日の4日間、全国の成人を対象に省エネ・節電に関する実態調査を行ったもの。500人から有効回答を得た。

 それによると、節電商品を1年以内に購入する予定の有無では、回答した468人のうち、30.6%がLED電球をあげ、16.9%が扇風機の購入をあげた。他に、省エネ・テレビ(5.6%)、省エネ・エアコン(5.1%)、省エネ・冷蔵庫(3.8%)、エコカー(2.8%)があった。

 省エネにかける予算では100万円以上が0.6%、50万円以上100万円未満が0.6%、10万円以上50万円未満が3.4%、5000円から1万円未満が最も多く25.4%だった。お金は使わないは17.5%になっていた。

 同社では「想定予算の中央平均値で3万7000円になった」としており、「成人人口約1億人であることから、3兆円規模の消費が想定される」と分析している。(編集担当:福角忠夫)

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