MSの最新Windows Phone、今秋に発売:富士通ら新たに端末開発

2011年5月25日 13:08

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マイクロソフトが公開したウィンドウズフォンのホーム画面

マイクロソフトが公開したウィンドウズフォンのホーム画面[写真拡大]

  • 「スレッド」内でテキストメッセージ(SMS)、フェイスブック(Facebook)、チャット、Windows Liveメッセンジャーなどを簡単に切り替えて利用できる。
  • アドレス帳にはフェイスブックのチェックイン機能や写真にタグ付けするための顔検出機能も組み込まれている。

 米マイクロソフト(MS)は24日、携帯端末用のOS「ウィンドウズフォン」(Windows Phone)の次期メジャーリリース(コードネーム:Mango)について発表した。今秋から製品に搭載され、市場に登場する予定。端末メーカーでは富士通、台湾のエイサー、中国のZTEが新たに開発を手掛ける。

■コミュニケーションに関する新機能
 MSによるとMangoでは500以上の新機能が追加された。コミュニケーションに関しては、「人」や「グループ」を中心として様々な連絡手段を包括的に扱う方式を採用。例えば、誰かと会話する時に、「スレッド」内でテキストメッセージ(SMS)、フェイスブック(Facebook)、チャット、Windows Liveメッセンジャーなどを簡単に切り替えて利用できるという。ホーム画面には連絡先のグループを表示することができ、メールやチャットのメッセージをすぐに送ることもできる。

 また、アドレス帳にソーシャル機能を統合しており、ツイッター(Twitter)とリンクドイン(LinkedIn)のフィードが表示される。フェイスブックのチェックイン機能や写真にタグ付けするための顔検出機能も組み込まれている。

■アプリに関する新機能
 アプリに関しては、検索結果中に関連するアプリが表示される「App Connect」が導入された。必要な時に有用ななアプリが利用しやすくなる。また、ホーム画面にリアルタイムでアプリの情報が通知されるようにあった。複数のアプリを切り替えて使用したり、あるアプリをバックグラウンドで動作させることができるマルチタスクにも対応した。

■ウェブ閲覧に関する新機能
 ブラウザはInternet Explorer 9をベースとしたものを搭載。HTML5やハードウェアアクセラレーションに対応している。検索エンジンには「Bing」を採用しており、近くのレストランやショッピングなどの情報を検索する機能も搭載する。

■サポート言語の拡大
 サポート言語も拡大し、ブラジル語、ポルトガル語、簡体中国語、繁体中国語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、フィンランド語、ギリシャ語、ハンガリー語、日本語、韓国語、ノルウェー語、ポーランド語、ロシア語、スウェーデン語に対応。アプリ配信の「ウィンドウズフォン・マーケットプレイス」(Windows Phone Marketplace)にアクセスできる国の対象も拡大した。

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