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リニア中央新幹線 新たな段階へ
記事提供元:エコノミックニュース
国土交通省は東京・大阪間を1時間で結ぶ「中央新幹線」の整備計画を決定するにあたり、JR東海との協議を23日、行った。JR東海は同整備計画に同意するとしている。整備計画はJR東海が同意するとしていることから、近々大臣決定されるものと思われる。
最高時速505キロメートルで走るリニアモーターカー(超電導磁気浮上方式)の建設には車両費用を含め、同省概算で9兆300億円もの巨大プロジェクトとなる。
計画では東京から甲府市付近、赤石山脈(南アルプス)中南部、名古屋市付近、奈良市付近を通り大阪に入る。特に、リニアモーターカー(中央新幹線)の乗り入れは国際観光都市づくりを進める奈良県においては悲願になっている。
JR東海は、この日、リニアモーターカーの推進段階が「新たな局面に入った」として、7月から、現行の「東海道新幹線21世紀対策本部」の名称を「中央新幹線推進本部」と名称変更するとともに、中央新幹線計画を一元的に推進するための組織改正を実施すると発表した。
具体的には同社の建設工事部が所管している東京建設部を中央新幹線推進本部に移管し、名称も中央新幹線建設部とする。また、この建設部の下に環境影響評価を着実に実施するための専門部署(環境保全統括部)を設置するとしている。(編集担当:福角忠夫)
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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