スペースシャトル計画最後の打上げ、アトランティスがシャトル組立棟へ

2011年5月18日 10:45

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記事提供元:sorae.jp

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 米航空宇宙局(NASA)はアメリカ東部夏時間5月17日13時50分(日本時間5月18日2時50分)、スペースシャトル・アトランティス(STS-135)のオービタを、ケネディ宇宙センターのオービタ整備施設(OPF)からシャトル組立棟(VAB)へと移動させた。

 今後、シャトル組立棟の中で、オービタと固体ロケットブースター(SRB)と外部燃料タンク(ET)の結合作業が行われ、最終的な確認作業なども進められる。結合作業には1週間程度かかるとみられ、アトランティスの39A発射台への移動は5月31日頃に予定されている。

 アトランティスの打ち上げは現在7月中旬に延期されており、このミッションは多目的補給モジュール「ラファエロ」を搭載し、国際宇宙ステーション(ISS)に科学機器や水再生システムの部品などを運ぶ。

 船長はクリストファー・ファーガソン宇宙飛行士、パイロットはダグ・ハーリー宇宙飛行士が務め、サンディー・マグヌス宇宙飛行士、レックス・ウォルハイム宇宙飛行士の計4人が搭乗する。

 なお、今回のアトランティスがスペースシャトル計画最後の打ち上げである。

 写真=NASA。

 ■NASA - STS-135
http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/shuttlemissions/sts135/index.html

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