Facebook、大手PR企業を使ったGoogleに対するネガティブキャンペーンを秘かに実施

2011年5月14日 17:30

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記事提供元:スラド

 あるAnonymous Coward 曰く、

 Facebookが大手PR企業バーソン・マーステラを使い、Googleに対するネガティブキャンペーンを秘かに実施していたとのこと(msnbc.comの記事CNET Japanの記事本家/.)。

最近シリコンバレーでは、「何者かがバーソン・マーステラを雇ってアンチGoogleな記事を流布させている」という噂が広まっていた。バーソン・マーステラは新聞に掲載する記事を執筆するよう、著名ブロガーに依頼してもいたという。しかしこれが裏目に出て、依頼を断ったブロガーがバーソン・マーステラからのメールを公開してしまう。「耳打ちキャンペーン」として最初に報じたUSA Todayの記事では依頼主不明とされており、黒幕はAppleか、はたまたMicrosoftかなどと話題になったが、The Daily Beastの記事により、意外な黒幕『Facebook』の存在が明らかになった。

Facebookは事実関係を認めたうえで、このような行動に出た理由として、Googleがソーシャルネットワーキングの分野でプライバシーに関わる問題を引き起こしている点、GoogleがFacebookのデータを利用していることに憤りを感じている点を挙げた。議論となっているGoogleの機能「Social Circle」では、Gmailアカウントのコンタクトリストに登録した友達だけでなく、友達の友達の情報を見ることができる。バーソン・マーステラは記者たちに対し、「Googleは個人情報を掘り起こし、数百万のユーザーに関する詳細な資料にまとめあげようとしている」などと伝えていたという。

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