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Appleのアプリ内課金モデルの規約変更はサードパーティの電子書籍ストア潰し?
eggy 曰く、
Appleのアプリ内課金モデルの規約変更により、サードパーティによる電子書籍ストアが潰される、という話があるようだ(本家/.、PC Pro記事)。
iOS機器対応の電子書籍アプリ「iFlow Reader」を提供しているBeamItDownによると、Appleの新たなアプリ内課金モデルでは、売り上げの30%が「手数料/システム利用料」名目でAppleに徴収されるそうだ。
いっぽう、米国の大手出版社6社は電子書籍の価格を出版社側が設定するシステム(エージェンシーモデル)を立ち上げている(ウォール・ストリート・ジャーナル)。これは、同一の書籍はどの電子書籍ストアでも出版社が定めた同一の価格で販売させるというもの。そして、AppleのiBooksで販売された電子書籍では、売り上げの70%が出版社側の取り分となる。
エージェンシーモデルにより、BeamItDownのようなサードパーティも出版社が提示した価格で電子書籍を販売しなければならないが、Appleのアプリ内課金ルールにより売り上げの30%はAppleに持って行かれ、70%が出版社の取り分となるとすると、サードパーティの電子書籍販売業者の利益はなくなってしまう。
以前はサードパーティ独自の課金システムを利用することでAppleによる手数料/システム利用料の徴収を回避できたが、AppleはiTunes課金以外の課金システムを禁止する方向を示しているとのことで、これにより電子書籍ストアがアップルストアでの販売を続けることは不可能となってしまったそうだ。iFlow ReaderがアップルAppストアに出店したのは昨年の12月であったが、今月31日を最後に店じまいするとのこと。BeamItDownはブログ上で、「アップルとiOSに賭けたのに」「アップルに廃業に追いやられる」ことに悔しさを滲ませている。
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