「WebGL」にセキュリティ問題、規格自体の大規模な修正が必要に?

2011年5月12日 16:57

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記事提供元:スラド

 あるAnonymous Coward 曰く、

 Webブラウザ向けの3Dグラフィック描画規格「WebGL」に、深刻なセキュリティ問題があるとの指摘が公表された(ITmedia)。

 「任意のコード実行、サービス妨害(DoS)、クロスドメイン攻撃などに利用される恐れがある」とのことで、WebGLが有効になっているFirefox 4やGoogle ChromeなどではWebGLを無効にすることを勧告している。

 詳細についてはMono関連の開発者でもあるatsushieno氏のはてなダイアリー「WebGLの(実質的に)仕様上の脆弱性について(日本語訳)」にて紹介されているが、WebGL経由でGPUに悪意のあるコードを実行させられる可能性がある、というものだ。たとえば、非常に負荷の高いレンダリングを行うことによるGPU(やドライバなど)のクラッシュや、クロスドメインの画像読み取りなどが可能になるという。

 これらはWebGLの仕様に含まれる問題であるため、対策は難しいようだ。

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