iPhoneの定額料金プラン、自動通信だけでほぼ上限額に達するとして行政指導に

2011年5月11日 18:08

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記事提供元:スラド

  maia 曰く

 総務省がiPhoneについて、「使っていないのに課金された」との苦情を受け、「iPhoneを購入後一切利用せず、どれだけの通信料が課金されるか」という実験を行ったそうだ。その結果、4台中3台の通信料は2段階定額料金プランの上限である4410円に達し、1台は3000円台後半に達したという(時事通信の記事読売新聞の記事)。つまり下限額の1029円は、利用をいくら控えても(3Gによるデータ通信を無効に設定しておかない限りは)実現不可能な金額だった事になる。

 ケータイWatchの記事によれば、ソフトバンクモバイルはAndroid端末については昨年12月頃から自動通信が行われることを案内していたが、iPhoneについてはアップル側から情報開示がなく、ソフトバンクモバイル側の調査により、4月に自動通信の裏付けがとれたため、4月中旬から自動通信の案内を行っているとのこと。

 これを受けて総務省は、2段階定額プランに関して不適正な広告表示があったとして、ソフトバンクモバイルに行政指導を行った(総務省報道資料)。ソフトバンクモバイルは下限額(1,029円)を1カ月分無料とする対応を発表している(プレスリリース)。

 なお、iPhoneの場合ソフトウェアアップデートはPC/Macと接続して行う(PC/MacのiTunesでアップデートをダウンロードしてインストールする)ため、アップデートには基本的にはパケット通信料はかからないはずである。iPhoneが行っている「自動通信」ではどのようなデータがやり取りされているのかも気になるところだ。以前に話題になった位置情報だけなのだろうか?

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