医者が患者を作りすぎている?

2011年5月11日 11:15

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記事提供元:スラド

  capra 曰く、

 本家/.「Doctors Are Creating Too Many Patients」より。

  LA Timesにて「昔であれば病気とされなかったような人々が病気と診断される」という、現代の医療における診断の敷居の低さを指摘する記事が掲載されている。この結果、人々の医療費負担は上がる一方であるという。

 高精度な検査が可能となり、解剖学的にも生化学的にも以前であれば検知することができなかった異常を検知することが可能となったことが一因としてあるのは確かだが、我々の取り組み方もその一端を担っているという。我々は目を皿にして「何かおかしいところは無いか」と異常を探すようになり、症状が表れていなかったとしても多くの検査を行うようになった。その上、異常とされるしきい値も時代とともに変わったという。例えば130mg/dlの血糖値は1997年には糖尿病と診断されなかったが、現在では立派な糖尿病患者となるそうだ。

 また、低いしきい値ぎりぎりで病気と診断され「治療」される人々は、治療によって受けるメリットよりも副作用などのデメリットの方が大きい場合があり、容易く病気と診断されることは患者にとって良い影響ばかりではないと元記事は指摘する。

 日本でも「一億総患者社会」とも呼ぶべき状況になりつつあるのではないだろうか?その原因や弊害などを/.Jerはどう見る?

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