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エンデバー最後の打ち上げ、5月16日以降に延期
Image credit: NASA[写真拡大]
米航空宇宙局(NASA)は5月4日、スペースシャトル・エンデバー(STS-134)の最後の打ち上げについて、5月16日以降に延期すると発表した。
エンデバーの打ち上げはもともと4月29日に予定されていたが、打ち上げ準備中に補助動力装置(APU)に不具合が見つかり、打ち上げが延期されていた。NASAは5月8日の再打ち上げを目指していたが、修理作業にさらに時間がかかる見込みだという。
エンデバーの打ち上げは現在アメリカ東部夏時間5月16日8時56分(日本時間21時56分)に変更されている。
エンデバーの最後のミッションとなるSTS-134はアルファ磁気スペクトロメータ(AMS-02)とエクスプレス補給キャリア(ELC)を国際宇宙ステーション(ISS)に運ぶ。アルファ磁気スペクトロメータは、ノーベル物理学者であるマサチューセッツ工科大学のサミュエル・ティン教授を中心に開発された分光器で、ISSに取り付けられる最大の実験装置でもある。ISSで宇宙線を測定し、暗黒物質や反物質の存在を解明する手がかりや、未知の物質の発見につながると期待されている。
なお、エンデバーはこのミッションを最後に退役する予定で、スペースシャトル計画もエンデバー(STS-134)と6月のアトランティス(STS-135)を残すのみとなっている。
写真=NASA。
■NASA - Space Shuttle
http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/main/index.html
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