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平泉と小笠原諸島、世界遺産に登録が確実
世界遺産委員会の諮問機関(文化遺産においては国際記念物遺跡会議ICOMOS、自然遺産においては国際自然保護連合IUCN)が、平泉(岩手県)と小笠原諸島(東京都)について、世界遺産への登録を勧告したことが、7日わかった。今回の勧告を踏まえ、6月にパリで開かれる第35回世界遺産委員会で、世界遺産一覧表への記載の可否が決定される。
なお、ICOMOSは、「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-」について、柳之御所遺跡を構成資産から除外することを条件とした。理由については現時点では不明。また、平泉と小笠原諸島の他に推薦を行っていた、「ル・コルビュジエの建築作品」(東京都)については勧告を得られなかった。追加資料により後日通知されるという。
平泉と小笠原諸島の世界遺産へ登録までの経緯はそれぞれ下記のとおり
平泉
平成13年4月日本の世界遺産暫定一覧表に記載
平成18年12月「平泉-浄土思想を基調とする文化的景観」として推薦書提出
平成19年8月ICOMOSから派遣された専門家による現地調査
平成20年5月ICOMOSによる「記載延期」の勧告
平成20年7月第32回世界遺産委員会(カナダ・ケベックシティ)で「記載延期」の決議
平成22年1月「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-」として
推薦書を再提出
平成22年9月ICOMOSから派遣された専門家による現地調査
小笠原諸島
平成19年1月日本の世界遺産暫定一覧表に記載
平成22年1月「小笠原諸島」としてユネスコへ推薦書を提出
平成22年7月IUCNから派遣された専門家による現地調査
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