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パナ電工、汐留ミュージアムをLEDと有機ELで次世代照明化
記事提供元:エコノミックニュース
パナソニック電工は、東京本社内にある「パナソニック電工 汐留ミュージアム」の施設内照明をすべて次世代照明化した。施設の次世代照明化として今回、既存のLED照明器具28台に加え356台を新規に導入。計384台のLED照明と、有機EL照明(試作品)によって全館次世代照明にて展示を行う。これにより、ミュージアム内の消費電力を従来の約50%まで削減することができるとともに、展示物をより最適な照明で楽しめる、「快適」と「エコ」が両立した美術館として生まれ変わった。尚、次世代照明化は4月23日から開催している企画展「ルオーと風景-パリ、自然、詩情のヴィジョン-展」に合わせて行われた。
LEDは省エネ・長寿命という特長に加え、美術品の劣化につながる紫外線や赤外線を出すことも少なく、展示品の損傷を抑えられるため、美術館や博物館などでの主照明として採用されることが期待されている。「汐留ミュージアム」では2010年6月26日より、ミュージアム内の常設展示コーナー「ルオーギャラリー」をLED照明化。「ルオーギャラリー」では、白熱灯では判別しにくかった青や緑、黒などの微妙な色合いが引き立ち、絵の印象が鮮明になったり立体感が感じられるなど、好評を得ている。
今回の次世代照明化では、展示ごとに個別に最適な調光ができる新製品「美術館・博物館向け 個別調光機能内蔵LEDスポットライト」(今年3月1日発売)や、展示物だけでなく、展示環境も演出する光天井や展示壁面用ウォールウォッシャやダウンライトなどを導入するなど、LEDの調色性能をフルに活用した新しい試みを行っている。
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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