スペースシャトル・エンデバー、最後の打上げは予定通り4月29日

2011年4月20日 10:18

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記事提供元:sorae.jp

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 米航空宇宙局(NASA)は4月19日、スペースシャトル・エンデバー(STS-134)の最後の打ち上げについて、予定通り4月29日に実施すると発表した。

 この日、ケネディ宇宙センターで飛行準備完了審査(FRR)が行われ、宇宙オペレーション・ミッション・ディレクターのビル・ゲルステンマイアー氏(Bill Gerstenmaier)は「我々は本日、徹底的なレビューを行い、エンデバーの打ち上げ準備は出来ている」と述べた。

 エンデバーの打ち上げはアメリカ東部夏時間4月29日15時47分(日本時間4月30日4時47分)に変更されており、このミッションはアルファ磁気スペクトロメータ(AMS-02)とエクスプレス補給キャリア(ELC)を国際宇宙ステーション(ISS)に運ぶ。

 アルファ磁気スペクトロメータは、ノーベル物理学者であるマサチューセッツ工科大学のサミュエル・ティン教授を中心に開発された分光器で、ISSに取り付けられる最大の実験装置でもある。ISSで宇宙線を測定し、暗黒物質や反物質の存在を解明する手がかりや、未知の物質の発見につながると期待されている。

 なお、エンデバーはこのミッションを最後に退役する予定で、スペースシャトル計画もエンデバー(STS-134)と6月のアトランティス(STS-135)を残すのみとなっている。

 写真=NASA。

 ■NASA - Space Shuttle
http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/main/index.html

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