ホンダ、「来年にも中国でEV生産」:上海モーターショーで伊東社長

2011年4月19日 14:26

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ホンダが上海モーターショーで出展している電気自動車(EV)のコンセプトモデル「フィットEVコンセプト」

ホンダが上海モーターショーで出展している電気自動車(EV)のコンセプトモデル「フィットEVコンセプト」[写真拡大]

  • ホンダが上海モーターショーで出展している電気自動車(EV)のコンセプトモデル「フィットEVコンセプト」
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 ホンダの伊東孝紳社長は19日、同日中国の上海市で開幕した上海モーターショーで2012年を目標に中国で電気自動車(EV)の生産を開始するとの方針を明らかにした。

 伊東社長によると、同社はEVの販売に先立って、広州市、中国自動車大手・広州汽車とEVを利用した次世代パーソナルモビリティー実証実験を行うことで基本合意した。開発中のEVの実用性や利便性、普及に向けた社会インフラの検証などを広州市で行うという。

 12年には、ハイブリッド車(HV)の販売も計画する。「インサイト」、「フィット ハイブリッド」を日本から輸入販売する予定で、コア部品であるバッテリーやモーターなどを現地で調達することも視野に入れ、中国での生産の準備を進めているという。

 同社は、中国内での研究開発と商品企画機能の設立や中国での部品調達機能の強化を通じて、中国での次世代に向けた基盤づくりを行っていくとしている。

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