コンテンツを「所有する」時代の終わり

2011年4月13日 18:08

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記事提供元:スラド

 あるAnonymous Coward 曰く、

 近年話題になっている「クラウド」だが、これは私たちの生活を一変させるのではないか、との問いかけが本家/.記事で述べられている。元ネタはPCMag.comの記事だ。

 AmazonやSONY、Googleなどが「クラウドベース」のコンテンツストリーミング/オンデマンド配信サービスを相次いで発表している。いままでは音楽や映画などのメディアを物理的に所持したり、自分の持つ端末上に保存することが「所有」することであったが、クラウドベースサービスの普及とともにこの概念は変わっていく可能性がある。

 いままでは歌1曲やアルバム1枚、映画1本を物理的に手に入れるためにその対価を支払っていた。AmazonやiTunes Storeなどのオンライン配信サービスでもこれは変わらないが、近年は24symbols(欧州でサブスクリプション型の電子書籍配信サービスを運営している)のようなサービスも登場した。今から10年、15年後には「コンテンツを所有する」ということは一般的では無くなり、24symbolsのようにそのサービスの持つライブラリにアクセスするために対価を支払う形になるのではないか、というのが記事の主張だ。

 コンテンツ所有及びアクセスに監視、我々はその概念の岐路に立っていると言えるのだろうか。

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