米アリゾナ州、公的医療保険に「肥満課金」を検討

2011年4月8日 10:00

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記事提供元:スラド

  capra 曰く、

 米アリゾナ州は、低所得者用の公的医療保険制度 Medicaid に「肥満課金」を追加することを検討しているそうだ (The Wall Street Journal の記事本家 /. 記事より) 。

 この提案は、肥満だけでなく喫煙者および慢性疾患患者に 50 ドルの追加保険料を課すというもの。対象は子供のいない被保険者に限られるという。肥満者に関しては、かかりつけの医者と減量プログラムに取り組み、特定の目標を達成しなかった場合この追加保険料が発生するという仕組みが提案されているそうだ。企業の提供している医療保険制度においては、喫煙者の保険料が割り増しになる場合もあるが公的な医療保険においてこれはメジャーな考え方ではない。もしこの案が通った場合、公的医療保険制度における初めての「不健康な行動を原因とした割り増し」となるという。

 この提案は良い行いを奨励するための一つの方法であり、肥満などいくつかの健康状態は医療費を押し上げることへの意識を高めるためのものであるとのこと。なお、2009 年の統計ではアリゾナ州の住民の 25.5 % が肥満であった。また 2006 年に行われた調査では同州で Medicaid を受けている人の 46 % が毎日喫煙しているそうである。

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