韓国京畿道、放射性物質を警戒して休校相次ぐ

2011年4月8日 10:30

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記事提供元:スラド

 ある Anonymous Coward 曰く、

 お隣の韓国の首都圏にある京畿道では、福島原発から漏れた放射性物質が雨に含まれることを懸念し、道教育庁の勧告により幼稚園・小学校で臨時休校・授業の途中切り上げが行われたとのこと (AFPBB News の記事より) 。

 放射性物質が風に乗って朝鮮半島に到達する可能性があると気象当局が発表したことを受けて国民の間に懸念が広がった。雨に含まれる放射性物質はごくわずかで健康被害の心配はないと大統領府が指摘し、休校措置を取らずに冷静な対応をとソウル市教育当局も呼びかけたが、保護者の心配が収まるわけもなく市のウェブサイトには苦情が殺到しているという。臨時休校や切り上げが行われた学校は 130 に上るという。

 韓国では子供を大切にする風潮が強いとは聞くが、政府や自治体からのアナウンスのあり方についていろいろ考えさせられる事態と言えるだろう。

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