地震発生後のYahoo!とGoogleの迅速な対応

2011年4月7日 16:27

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記事提供元:スラド

 あるAnonymous Coward 曰く、

 ITmediaにて、東北地方太平洋沖地震発生直後にYahoo! JAPANやGoogleがとった対応が紹介されている(地震、その時Yahoo!は “もしも”に備えあり、チームワークで支えた23億6500万PV地震、その時Googleは 「1秒でも惜しい」と怒涛の開発、海外にもバトンつないで)。

 Yahoo! JAPANでは地震発生直後こそ東京オフィスの活動が一時ストップしたものの、「東京オフィスが被災した場合に備え、拠点を大阪にも設置」という対処を2004年あたりから行っており、サイトの更新が止まることはなかった。また地震後の対処も迅速で、トップページのバナー広告停止や募金受付のスタート、ニュース配信、そして急増するトラフィック対策などを急ピッチで行ったという。さらに14日には東京、名古屋、大阪の3カ所にエンジニアやWebデザイナー、ディレクター約70人を配置、24時間体制で開発からサービス提供までを行えるシフトを組んだそうだ。

 また、Googleの日本法人も震災直後からスタッフがオフィスに集結、Person Finderの日本語化や公開、自動車・通行実績情報マップやYouTubeの特設チャンネル作成、避難所名簿共有サービスの開始などを迅速に行った。海外のスタッフも協力し、「日本のスタッフが寝ている間に海外のスタッフが代わりに開発し、朝起きたら完成」ということもあったという。

  日本企業のリスクマネジメント不足を指摘する声もあり、またYahoo!やGoogleは地震の直接的影響が少なかった企業ではあるが、このような迅速な対応は他社、そして政府は多少なりとも見習うべきではないだろうか。

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