病院選び 85.8%が場所・通院のしやすさ

2011年4月6日 11:00

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記事提供元:エコノミックニュース

 市場調査のヒューマが病院の選び方についてアンケート調査を行った結果、回答者(2430人)の85.8%が「場所・通院のしやすさ」で選んでいることが分かった。一方で、病院利用者は「医師の対応」や「待ち時間」の改善などを希望していることも分かった。5日発表した。

 調査は昨年12月7日から今年2月10日までの間で実施され、10代以下が28人、20代257人、30代635人、40代872人、50代418人、60代以上220人の合わせて2430人が回答。男女比では男性740人、女性1690人が回答していた。

 それによると、病院を探す時の基準(複数回答)として85.8%の人が場所・通院のしやすさをあげ、次いで専門科の有無(61.9%)、医師(42.5%)、口コミ(37.4%)設備(25.1%)をあげた。利用者にとって、利便性が最も優先されていることが浮かび上がっている。

 また、病院を探す時のタイプでは34.2%が病状や症状から選ぶとし、18.1%が専門科の病院、17.1%が街の病院をあげ、総合病院は15.9%、大学病院は3.4%と低かった。

 同じ病院を利用したいと思うポイント(複数回答)では75.3%が医師の対応、65.8%が場所をあげ、40.2%が看護士の対応と、場所を除いては医療現場にいる医師や看護士への信頼関係を伺わせるものになっている。

 また、現在あるいは過去に通院した病院についての満足度では69.6%が満足。ほぼ満足と回答。あまり満足していないは20%、不満は2.9%にとどまった。(編集担当:福角忠夫)

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