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スペースシャトル・エンデバー最後の打上げ、4月29日に延期
Image credit: NASA[写真拡大]
米航空宇宙局(NASA)は4月4日、スペースシャトル・エンデバー(STS-134)の最後の打ち上げについて、4月29日に延期すると発表した。
エンデバーの打ち上げはもともと4月19日に予定されていたが、NASAによると、ロシア側のプログレス補給船(42P)の打ち上げスケジュールと調整した結果、エンデバーの打ち上げを10日間延期したという。プログレス補給船(42P)の打ち上げに変更はなく、予定通り4月27日に実施する。
エンデバーの打ち上げはアメリカ東部夏時間4月29日15時47分(日本時間4月30日4時47分)に変更されており、このミッションはアルファ磁気スペクトロメータ(AMS-02)とエクスプレス補給キャリア(ELC)を国際宇宙ステーション(ISS)に運ぶ。
アルファ磁気スペクトロメータは、ノーベル物理学者であるマサチューセッツ工科大学のサミュエル・ティン教授を中心に開発された分光器で、ISSに取り付けられる最大の実験装置でもある。ISSで宇宙線を測定し、暗黒物質や反物質の存在を解明する手がかりや、未知の物質の発見につながると期待されている。
なお、エンデバーはこのミッションを最後に退役する予定で、スペースシャトル計画もエンデバー(STS-134)と6月のアトランティス(STS-135)を残すのみとなっている。
写真=NASA。
■NASA - Space Shuttle
http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/main/index.html
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