3月の新車販売、37%大幅減:震災の影響で

2011年4月1日 18:45

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 日本自動車販売協会連合会が1日発表した3月の国内新車販売台数(軽自動車を除く)は、前年同月比37%減の27万9,389台と大幅に減少した。東日本大震災による消費意欲の低下や国内メーカーの生産が停止したことなどが響いた。

 自動車販売は昨年9月のエコカー補助金の終了以降、大幅に落ち込んだ。同30.7%減となった11月を境に減少幅は縮小してきていたが、震災の影響で11月を上回る大幅減に再び転じた。

国内新車販売台数(軽自動車を除く)と生産台数の推移を示すグラフ。新車販売台数は日本自動車販売協会連合会、生産台数は日本自動車工業会が発表しているデータを元に作成した。

国内新車販売台数(軽自動車を除く)と生産台数の推移を示すグラフ。新車販売台数は日本自動車販売協会連合会、生産台数は日本自動車工業会が発表しているデータを元に作成した。

 車種別では、普通乗用車が11万712台で全年同月比44.2%減、小型乗用車が13万3,071台で同34.9%減とともに大幅減となった。普通貨物車は1万4,563台で同0.6%増、小型貨物車は1万9,006台で同18.4%減、バスは2,037台で24.4%減だった。

 全国軽自動車協会連合会が同日発表した3月の軽自動車新車販売台数も158,210台で前年同月比31.6%の大幅減だった。

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