三重県津市がトップレベルドメイン「.z」を取得へ

2011年4月1日 10:30

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記事提供元:スラド

  targz 曰く、

 三重県津市は 1 文字のトップレベルドメイン (gTLD) である「.z」を申請する計画を持っていることが明らかになった (三重県津市のページ。特に関係はない) 。

 津市のひらがな表記は日本で唯一の 1 文字市町村名「つ」であるが、ヘボン式ローマ字では「tsu」となり、世界一短い都市名とはならない。それどころか、日本の地名においてももっと短いものが存在する。そこで、一挙に「世界一短い都市名」となるべく、ローマ字表記として「z」の一文字を推進している。津市のケーブルテレビ局は ZTV であるし、ギネスブックには都市名を「Z」として「世界一短い都市」として登録している。しかし、日本のドメイン名では 1 文字を取得することができないため、自治体のドメイン名として z.lg.jp を作ることができない。また、.com/net/org においても、1 文字ドメインは封印されていたり取得済みであったりで、新規の取得は困難である。例えば、z.com は日産が所有していることが有名である。

 この状況を一挙に打開するため、gTLD 自体として「.z」を取得する計画が打ち出されたものである。三重県津市では、全国の「○津市」と協力して「津」という地名には「.z」ドメインが必要であることをアピールすることとしている。現存する gTLD は、国別ドメイン (ccTLD) が2文字、それ以外が 3 文字以上となっており、1 文字のものは存在しない。ICANN が 1 文字 gTLD を許可するかどうか、非常に興味深い。

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