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エンデバー最後の搭乗クルーがKSCに到着、打上げリハーサルへ
Image credit: NASA[写真拡大]
スペースシャトル・エンデバー(STS-134)の搭乗クルーら6名は3月29日、打ち上げリハーサルのため、ケネディ宇宙センター(KSC)に到着した。
搭乗クルー6名はT-38ジェット練習機に乗り、ヒューストンにあるジョンソン宇宙センターを出発し、アメリカ東部夏時間3月29日17時頃(日本時間3月30日7時頃)にケネディ宇宙センターに到着した。ケネディ宇宙センターでは、打ち上げディレクターであるマイク・レインバック氏(Mike Leinbach)らが出迎えた。
打ち上げリハーサルであるターミナル・カウントダウン・デモンストレーション・テスト(TCDT)は今後数日間にかけて行われ、その中では、地上の管制要員と共にオレンジスーツの確認、仮想カウントダウン、緊急脱出訓練などが行われる。
エンデバーの打ち上げはアメリカ東部夏時間4月19日19時48分(日本時間4月20日8時48分)に予定されており、このミッションはアルファ磁気スペクトロメータ(AMS-02)とエクスプレス補給キャリア(ELC)を国際宇宙ステーション(ISS)に運ぶ。
アルファ磁気スペクトロメータは、ノーベル物理学者であるマサチューセッツ工科大学のサミュエル・ティン教授を中心に開発された分光器で、ISSに取り付けられる最大の実験装置でもある。ISSで宇宙線を測定し、暗黒物質や反物質の存在を解明する手がかりや、未知の物質の発見につながると期待されている。
船長はマーク・ケリー宇宙飛行士、パイロットはグレゴリー・ジョンソン宇宙飛行士が務め、マイケル・フィンク宇宙飛行士、ロベルト・ヴィットーリ宇宙飛行士らがミッションスペシャリストとして搭乗する。
なお、エンデバーはこのミッションを最後に退役する予定で、スペースシャトル計画もエンデバー(STS-134)と6月のアトランティス(STS-135)を残すのみとなっている。
写真=NASA。
■NASA - Space Shuttle
http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/main/index.html
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