東電、節電を呼びかけ:18時~19時に供給不足のおそれ

2011年3月12日 10:49

印刷

 東京電力は12日、三陸沖を震源とする大地震の影響で福島第一、第二原子力発電所などが大きな影響を受けたことから、電力需給が極めて厳しい状況になっていると発表した。12日の18時~19時の予想需要3,800万キロワットに対して供給力が3,500万キロワットとなっており、300万キロワットが不足するおそれがあるという。

 東電は、他の電力会社からの融通受電などにより、供給確保に取り組んでいるが需給状況は厳しく、一部の大口顧客に対して電気使用の抑制を要請している。また、一般家庭でも節電を努めるように呼びかけている。

 東電の発表によると、12日8時現在で福島第一原子力発電所、第二原子力発電所の計7機、広野、常陸那珂、鹿島、大井、東扇島火力発電所の計10機、福島県内の8つの水力発電所、山梨県内の2つの発電所などが地震の影響で停止している。

 東電のサービスエリアの停電状況は下記の通り。
 東京都 : 308軒
 神奈川県: 0軒
 栃木県 : 238,872軒
 千葉県 : 196,966軒
 埼玉県 : 0軒
 群馬県 : 0軒
 茨城県 : 658,170軒
 山梨県 : 0軒
 静岡県 : 0軒(富士川以東)

関連記事