水星探査機メッセンジャー、来週に水星周回軌道投入

2011年3月10日 13:30

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記事提供元:sorae.jp

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 米航空宇宙局(NASA)は3月9日、水星探査機「メッセンジャー(MESSENGER)」を3月18日に水星周回軌道に投入すると発表した。

 メッセンジャーは2004年8月に打ち上げられ、2005年8月に地球フライバイ、2006年10月と2007年6月に2回の金星フライバイ、2008年1月と10月に2回の水星フライバイ、2009年9月に最後の水星フライバイを実施し、約5年半の年月を経て、いよいよ水星周回軌道に投入される。

 NASAによると、水星を周回する軌道に入るための軌道制御エンジンの噴射をアメリカ東部夏時間3月17日20時45分(日本時間3月18日9時45分)に開始し、約14分間にわたって噴射を行い、メッセンジャーを減速させ、12時間で水星を1周する楕円軌道に投入するという。

 メッセンジャーは重さ約400kgの探査機で、水星撮像システム(MDIS)やガンマ線・中性子スペクトロメータ(GRNS)など計7種類の科学機器を搭載し、水星の全球マッピング、地表に存在する元素の割合や種類の測定などを行う。

 写真=NASA。

 ■MESSENGER Poised for Mercury Orbit Insertion
http://www.nasa.gov/mission_pages/messenger/media/MESSENGERPoisedInsertion.html

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