中国、サターンVに匹敵する史上最大のロケットの開発に着手か

2011年3月7日 14:00

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 2011年中国全国両会(全国人民代表大会と中国人民政治協商会議)の開幕を前に、中国運搬ロケット技術研究院党委員会書記の梁小虹(Liang Xiao-hong)氏は3月4日、新華社の取材に応じ、中国が低軌道に最大130トンものペイロードを打ち上げられる、世界最大のロケットの開発に着手したことを明らかにした。

 梁小虹氏によると、この大型ロケットの直径は現役のロケットの約2倍で、今後計画されている有人月探査や深宇宙探査などで重要な役割を果たすという。低軌道への最大打ち上げ能力は約130トンとなる見込みで、アポロ計画時に使用されたサターンVロケット(118トン)を上回る。

 また、報道によると、大型ロケットの開発は中国宇宙開発戦略上において重要な項目で、宇宙開発における優位性を保つためのキー項目だという。

 なお、中国は現在大型ロケット「長征5号」の開発も進めており、同ロケットの低軌道(LEO)への最大打ち上げ能力は約25トン、静止トランスファ軌道(GTO)への最大打ち上げ能力は約14トンである。

 ■全国政協委員梁小虹透露中国研制重型火箭 運載能力達130噸
http://www.calt.com/xwzx/zyxw/20110304103937d4e4fc.html

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