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EV 急速充電器普及を阻む意外な側面
tyosiaki 曰く、
日産自動車の電気自動車「リーフ」の発売により急速充電器の設置が始まったが、自宅に充電コンセントを設置できないリーフ・オーナー (賃貸アパート・マンション住みの人) で急速充電待ちの渋滞が起こっているそうだ (自動車評論家である国沢光宏氏のブログ記事より) 。
ここまでの話なら急速充電器の増設・駐車場に充電コンセントのある電気自動車対応不動産物件の拡充という事になるが実情はかなり異なるようだ。電気自動車用急速充電器には 30 分充電と 60 分充電の 2 種類があり現在設置されている大半の急速充電器は 60 分型らしい。急速充電器にはどちらの型なのか明示されていない上に「30 分で急速充電」という認識が一般的。
30 分急速充電器が少ない理由は電力会社の料金体系のせいらしい。電力会社は急速充電起用の 50 kVA タイプは、わずかに容量をオーバーするという理由で別の大きな電力契約を迫る。30 分急速充電器の電源は動力用 200V 3 相電源とキュービクルが必要になり設置のイニシャルコストが増大する。奇しくも東名高速道路の全 PA に急速充電器設置が発表されたばかり。行政・電力会社・自動車会社は後手後手に回らず、もう少しだけ柔軟に対応していただきたい。
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