不正アクセスで奈良の小 4 補導

2011年2月28日 10:00

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記事提供元:スラド

  Aluminum-Carbide 曰く

 未成年者による不正アクセス禁止法違反というと過去には高校 3 年生中学 3 年生中学 1 年生などの事例があったが、今回は奈良県の小学 4 年生が他人のパスワードを使いインターネットの仮想空間にアクセスしたとして補導され県児童相談所に通告された (福井新聞の記事より) 。

 補導された女の子は昨年 7 月中旬ごろから「アメーバピグ」を利用していた女子中学生から仮想通貨と引き替えにアカウント情報を聞き出し、その情報をもとにパスワードを変更した。加害者は以前に同様の手口でアカウントを乗っ取られた過去があり、同じキャラクターを使っていた被害者のアカウントを乗っ取ることで取り戻したかった、とのこと。乗っ取られたから乗っ取り返してアカウントを取り戻したのかな ? とも思ったが、加害者のアカウントを乗っ取った犯人とこの被害者は恐らく別人であろう。

 不正アクセス容疑で小学 4 年を補導するのは県内では最年少とのことだが、全国的にはどうなのだろう。手段はいわゆるソーシャル・エンジニアリングなのだが、こんな事を小学生達が行ってることに恐ろしさを感じる。

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