BMW、EV・HVの新ブランド「BMW i」 2013年から投入

2011年2月22日 17:02

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新ブランド「BMW i」を発表するBMWグループのシニア・バイス・プレジデント、Adrian van Hooydonk氏(02/2011)

新ブランド「BMW i」を発表するBMWグループのシニア・バイス・プレジデント、Adrian van Hooydonk氏(02/2011)[写真拡大]

  • 新ブランド「BMW i」を発表するBMWグループの販売・マーケティング担当取締役のイアン・ロバートソン氏(02/2011)
  • 「BMW i」のロゴ(02/2011)
  • 「BMW i3」と「BMW i8」のデザインスケッチ(02/2011)
  • 「BMW i3」と「BMW i8」のデザインスケッチ(02/2011)

 独高級車メーカーのBMWは21日、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)などの環境対応車の新ブランド「BMW i」を立ち上げたと発表した。第1弾として、2013年からEVの「BMW i3」とプラグインハイブリッド車(PHV)の「BMW i8」を投入する予定。

 同社によると、今回の新ブランドは電気自動車やハイブリッドといった代替駆動方式への需要増大など、変化する顧客ニーズへの対応を目的としたもの。新モデルは独ライプチヒ工場を生産拠点とし、同工場には2013年までに約4億ユーロを投資して新しい設備を導入する。

 「BMW i3」と「BMW i8」の両モデルとも、パワートレインを収めるシャシーはアルミニウム製で、パッセンジャー・セルには高強度で軽量な炭素繊維強化樹脂(CFRP)を使用する。BMW の開発担当取締役クラウス・ドレーガー氏は、「バッテリーによる重量増は、革新的なアーキテクチャーとCFRP を用いることでほぼ相殺されます。これにより、卓越した運動性能を備えながら、電動走行による航続距離を大きく拡大しています」とコメントしている。

 同社は「BMW i」ブランドでモビリティ・サービスも提供し、収益力のある新規事業として長期的に育成していく計画。モビリティ・サービスでは、既存の駐車スペースの有効利用、地域情報、異なる交通機関の乗り換えを含めたルート提案機能を持つ高度なナビゲーション・システム、プレミアム・カーシェアリングなどを重視しているという。

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