【銘柄診断】ＮＥＣキャピタルは高値更新、業績上方修正で最高純益を更新

★連結業績の最高純利益を３期ぶりに更新

　　ＮＥＣキャピタルソリューション <8793> は１４日、５２円高の１４５４円まで上げて急続伸して今年１月２０日につけた昨年来高値１４４４円を更新し、後場も高値近辺で売り買いが交錯し、３９円高の１４４１円で終了した。

　　前週末１０日大引け後に今３月期第３四半期（３Ｑ）決算とともに、３月通期業績の上方修正を発表、連結業績の最高純利益を３期ぶりに更新することが割安修正買いを拡大させている。

　　３月通期業績は、売り上げを期初予想の据え置きとしたが、経常利益を１５億円、純利益を１０億円それぞれ引き上げ、純利益は、５０億円（前期比６０％増）と増益率を伸ばし、２００８年３月期の過去最高を約１１億円上回る。

　　大企業を中心に依然としてリース離れの傾向は続いているが、資金原価の改善や販管費の削減が寄与して上方修正につながった。

　　株価は、昨年１１月から進めたリサ・パートナーズ <8924> （東１・監理）への株式公開買付をキッカケに上値志向を強め、今年に入ってリサの保有不動産売却思惑で昨年来高値まで買われた。ＰＥＲ６倍台、ＰＢＲ０．５倍台、配当利回り３．０％の割安修正が続こう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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