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全てのインフルエンザに効くワクチン、オックスフォード大が開発
capra 曰く、
オックスフォード大学が全てのインフルエンザに効くワクチンを開発したそうだ (guardian.co.uk の記事、本家 /. 記事より) 。
ウィルス表面のたんぱく質に対する抗体を作る従来のワクチンと違い、このワクチンは全てのインフルエンザウイルスに共通し、表面と比べ変異の少ない内部のたんぱく質を利用するとのこと。また従来のワクチンは 50 歳以上の高齢者に対しての効き目が弱いことが知られているが、このワクチンは免疫システムの T 細胞を利用するものであり、高齢者においても効果が期待できるという。
新型インフルエンザが大流行した際には新たなワクチンが大量に必要となり、開発および製造の限界と戦うこととなる。今回開発されたワクチンを大量に備蓄すれば、新たなインフルエンザが爆発的に流行した場合にも必要な人に迅速にワクチンを提供できるのではないかと期待されているとのこと。
現在すでに人に対する臨床試験が行われており、効果も確認されているという。今後は数千人規模の臨床試験を行うとのことで、一般に手に入るようになるにはもう数年はかかると見られているそうだ。
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