テレビ番組を見て、自称「乗り鉄」が連想した銘柄=田北知見の銘柄ウオッチ

2011年1月21日 16:56

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

1月20日に放送された、NHKの『クローズアップ現代』、「世代をつなぐ鉄道ブーム」の回を見た。年齢、性別を問わず鉄道ファンが増えており、その楽しみ方も多様になっているという内容だった。

1月20日に放送された、NHKの『クローズアップ現代』、「世代をつなぐ鉄道ブーム」の回を見た。年齢、性別を問わず鉄道ファンが増えており、その楽しみ方も多様になっているという内容だった。[写真拡大]

(株式ジャーナリスト:田北知見の銘柄ウオッチ)

  1月20日に放送された、NHKの『クローズアップ現代』、「世代をつなぐ鉄道ブーム」の回を見た。年齢、性別を問わず鉄道ファンが増えており、その楽しみ方も多様になっているという内容だった。私自身、旅行が好きで、やや「乗り鉄」っぽいところもあるため、楽しく番組を見た。

  鉄道の楽しみ方はさまざまあり、列車などを撮影するのが好きな人、乗ること自体に楽しみを感じ、なるべく全国のたくさんの鉄道に乗ることを目標としている人、時刻表を眺めたりダイヤなどについて詳しく知ることが好きな人、等々あり、それぞれ、「撮り鉄」、「乗り鉄」、「時刻表鉄」などと呼ばれている。さらに、「子鉄」と呼ばれる子供の鉄道ファン、「ソロ鉄」(おもに独身女性の鉄道ファン)など、新たな人種?も増えているそうだ。社会が豊かになり、鉄道は移動の手段というだけの存在ではなくなり、自分なりに、あるいはのんびりと、鉄道を楽しむ人が増えたのだろう。

  上記から連想して、電鉄銘柄をウォッチしてみた。地合いが下げムードなので、無難に東京スカイツリー関連の2銘柄を選んだ。

★東武鉄道 <9001> (東1)

  北関東を地盤として、電鉄のほか、レジャー、不動産、流通などの事業を展開する東武鉄道 <9001> (東1)を入れる。21日終値は2円安の457円。単位1000株。PERは約27.4倍、PBRは約2.1倍となっている。チャートは昨年11月1日につけた年初来安値446円から反発し、以降は上値470円ラインで下値抵抗線を切り上げる形の、三角保ち合いを形成しているように見える。今後の地合いにもよるが、下値拾いのタイミングと見て、まずは465円ラインまでの戻りを目指す。

★京成電鉄 <9009> (東1)

  千葉と東京東部を地盤とした電鉄のほか、東京スカイツリー関連、成田新高速鉄道関連、オリエンタルランド関連銘柄としても知られている、京成電鉄 <9009> (東1)を入れる。21日終値は6円安の574円。単位1000株。PERは約14.4倍、PBRは約1.1倍となっている。チャートは昨年5月27日につけた直近の年初来安値487円から反発し、以降は凸凹しながらも上昇トレンドを形成している。チャート的には高値圏であり、また、信用倍率は約0.2倍の売り長と、カラ売り銘柄の様相となっている。560円あたりの押し目を待って拾い、580円ラインまでの戻りを目指すのが無難か。1月5日付けのシティグループ証券のレーティングでは、投資判断「1M」(買い/中リスク)、目標株価665円とされた。(執筆者:田北知見 株式ジャーナリスト・日本インタビュ新聞社IR記者)

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