HTV2号機/H2Bロケット2号機、明日午後打ち上げ

2011年1月19日 10:15

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記事提供元:sorae.jp

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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月18日、種子島宇宙センターで「H-IIBロケット2号機打ち上げ前ブリーフィング(Y-1)」を行い、H-IIBロケット2号機による宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機(HTV2)の打ち上げ日時について、2011年1月20日15時29分19秒に設定したことを発表した。

 ブリーフィング(記者会見)には、虎野吉彦HTVプロジェクト・マネージャー、中村富久H-IIBプロジェクト・マネージャー、川上道生射場技術開発室長が出席し、H-IIBロケット2号機とHTV2の打ち上げ準備状況について、「発射整備作業は予定通りに進んでいる、天候予報も打ち上げに適する見込みだ」と述べた。

 なお、HTV2号機を載せたH-IIBロケット2号機の発射台への移動は今夜、打ち上げは1月20日15時29分19秒に設定されている。

 HTVは日本が開発している国際宇宙ステーション(ISS)への輸送を行う無人補給船である。積載能力は最大6トン。有人打ち上げはできないものの、ISSとドッキングした後、宇宙飛行士が中に入って作業することができ、使用後はロシアのプログレス補給船や、ESAの欧州補給機(ATV)と同じように大気圏に再突入し破棄される。また、プログレスとATVは船内用物資しか輸送できないのに対し、HTVは船内用と船外用の両方を輸送できる特長を持っている。

 一方、H-IIBロケットはJAXAが開発した大型ロケットで、H-IIAロケットの能力向上型である。第1段の直径を4mから5.2mに拡大して、LE-7Aを2基、固体燃料ロケットブースター(SRB-A)を4本搭載し、静止トランスファ軌道(GTO)への打ち上げ能力は約8000kgである。

 この写真はH-IIBロケット1号機の時のもの。

 ■「こうのとり」2号機の準備完了、打上げは1月20日午後3時29分に設定
http://iss.jaxa.jp/htv/htv2_golaunch.html

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