解雇された団体のサーバにアクセスし怪文書作成、不正競争防止法違反で逮捕

2011年1月17日 12:30

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記事提供元:スラド

  Aluminum-Carbide 曰く

 解雇された業界団体の会長に嫌がらせをする目的でサーバーに侵入し、営業秘密情報を不正に取得した人物を、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターが不正競争防止法違反などの疑いで逮捕した (日本経済新聞の記事より) 。

 容疑者は 2004 年に、パチンコ業界団体である東日本遊技機商業協同組合の顧問を解雇されていた。中古パチンコ台販売会社に損害を与える目的で同団体が管理する加盟各社のパチンコ台の流通情報を保持するサーバに 260 回にわたって不正アクセスをし、得られた秘密情報をもとに怪文書を作成して加盟会社各社に送りつけていた。

 不正競争防止法では、同業他社などが「不正の競争」を目的として営業秘密を不正取得した場合が刑事罰の対象となっていたが、昨年 7 月の改正で「不正の利益を得る」と改正され、不満や怨恨を晴らすなど「損害を加える目的」があれば処罰が可能となった。

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