手書きメモをiPhone撮影でデジタル化:キングジム「ショットノート」

2011年1月13日 16:01

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キングジムが公開したショットノートと専用カバーの外観

キングジムが公開したショットノートと専用カバーの外観[写真拡大]

  • 専用アプリ「SHOT NOTE App」を起動してiPhoneでカメラ撮影を行うイメージ。
  • 撮影時に読み取られた情報を編集する際のイメージ。
  • 取り込んだノートは、メール送信やEvernoteに投稿するなどの処理が行える。

 キングジムは12日、手書きのメモをデジタルで記録するためのノート「ショットノート」を2月7日から発売すると発表した。手書きメモをiPhoneで撮影すると、検索や整理が簡単なデジタルメモとして保存できる。

 同製品は、App Storeで無料配信する専用アプリ「SHOT NOTE App」と組み合わせて使用する。「SHOT NOTE App」を起動し、メモ書きしたノートを撮影すると、アプリがショットノートの四隅のマーカーを読み取って台形補正や色補正、サイズ補正を自動で行い、ノートを画面ぴったりに取り込むことができるという仕組み。

 ノート上部の日付と番号が書ける部分はOCR(自動文字認識)で読み取られるほか、アプリで「タイトル」や「タグ」などの検索情報を付加することができ、検索機能で目的のノートを探すことができる。また、取り込んだノートはメールでの送信や、メモ管理ツール「Evernote」に投稿して保存することもできる。

 ノートのサイズはS(336円)・M(451円)・L(630円)の3種で、表紙のカラーは白・黒の2色。同時発売のショットノートSサイズ専用カバー(1,260円)は、緑・黒の2色で、ショットノートSサイズ1冊が付属している。

 同社は、「ショットノート」をデジタルガジェットと「手書きメモ」をつなぐ次世代文房具としてとらえ、知的生産性の向上のツールとして広く提案していくとしている。初年度は15万冊の販売を目指す。

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