中国の新型ステルス戦闘機「殲20」、初の試験飛行に成功

2011年1月11日 18:00

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 中国空軍は1月11日、新型ステルス戦闘機「殲20(J-20)」初の試験飛行を実施した。

 報道によると、「殲20」は北京時間1月11日12時50分(日本時間13時50分)に四川省成都の飛行場を離陸し、約18分間飛行した後、無事着陸した。中国軍は1月6日に「殲20」の滑走試験を実施しており、現地には関係者ら数百人が集まっていた。

 「殲20」は中国空軍の新型ステルス戦闘機で、成都飛機工業公司が開発を担当している。形はアメリカの「F-22ラプター」に似ていて、同じように2基のジェットエンジンを搭載しているが、機体は「F-22ラプター」やロシアの「スホーイ PAK FA」よりも大きい。性能については「F-22ラプター」に対抗し、ステルス性やアフターバーナーなしの超音速巡航(スーパークルーズ)が可能だと言われているが、詳細は明らかになっていない。

 また、2基のジェットエンジンについて、中国側は国産だと主張しているが、ロシアから提供されているとの情報もある。

 ■国産殲20戦机首飛成功
http://news.xinhuanet.com/photo/2011-01/11/c_12968741.htm

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