ディスカバリー最後の打上げ、2011年2月下旬に延期か

2011年1月11日 13:45

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記事提供元:sorae.jp

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 米航空宇宙局(NASA)は1月11日、スペースシャトル・ディスカバリー(STS-133)の外部燃料タンクの修理状況についての記者会見を開き、打ち上げを2011年2月下旬に延期する可能性が高まっているようだ。

 ディスカバリーは昨年12月に39A発射台からシャトル組立棟(VAB)に戻され、外部燃料タンクの断熱材で見つかった亀裂の修理が続けられているが、修理と分析にさらに時間がかかるとみられる。

 記者会見には、宇宙オペレーション・ミッション・ディレクターのビル・ゲルステンマイアー氏(Bill Gerstenmaier)や、ISSプログラム・マネージャーのマイク・サファディーニ(Mike Suffredini)氏らが参加する予定で、現状について説明する。

 ディスカバリーの打ち上げは現在、アメリカ東部標準時間2011年2月3日1時34分(日本時間15時34分)に設定されているが、欧州補給機(ATV)2号機「ヨハネス・ケプラー」との関係で、2月27日前後に延期される可能性が高い。なお、ディスカバリーの新しい打ち上げ日時は1月13日の管理委員会の後に発表されるだろう。

 ディスカバリーの最後のミッションとなるSTS-133は恒久的多目的モジュール(PMM)とエクスプレス補給キャリア(ELC)、ヒト型ロボット宇宙飛行士「ロボノート2(R2)」をISSに運ぶ。PMMは多目的補給モジュール(MPLM)の「レオナルド」を改造したもので、ISSに永久的に取り付けられ、主に倉庫スペースとして使用される予定となっている。

 写真=NASA。

 ■NASA - Space Shuttle
http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/main/index.html

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