情通信機器から隔離された時の症状は薬物禁断症状と類似する

2011年1月6日 12:10

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記事提供元:スラド

  danceman 曰く、

 メリーランド大学の学生を対象に行われた実験によれば、携帯電話やパソコン、テレビ、ラジオ等の情報通信機器に依存している場合、使用を一時的にやめると薬物禁断症状と同様の症状が出ることが分かったそうだ(The Telegraph記事)。

 被験者にメール、テキストメッセージ、FacebookやTwitterの使用を24時間禁じた結果、イライラしたり、ないにも関わらず携帯電話があるだろう手が伸びてしまうといった症状が見られたとのこと。実験を行ったボーンマス大学の Gerodimos教授によれば、被験者の多くは携帯電話がないことに苦しみ、Facebookが使用できないと情報に遅れているうような気持ちになったようだ。また音楽の禁断症状が一番重たく「静寂に違和感」を感じていたようだ。実験に参加した学生らは同体験を「ダイエットや禁煙、禁酒」になぞらえ、「中毒」という言葉が繰り返し使われたとのこと。

 だが多くの被験者は最初に禁断症状に苦しんだものの、次第に情報通信機器無しの環境に慣れていったそうだ。Gerodimos教授は、「毎年、一日はそういったものなしで生活してみるべきなのかもしれない」と話しているとのこと

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