ウィルス作成罪、今度こそ創設へ

2010年12月24日 14:00

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記事提供元:スラド

  saitoh 曰く、

 過去に何回か廃案になったウィルス作成罪 (正式には不正指令電磁的記録に関する罪) だが、2011 年の通常国会に提出される (YOMIURI ONLINE の記事) 。

 過去には 2 回国会に提出されたが同じ法案に入っていた共謀罪創立への反発の余波で廃案となっていた。今度は単体で出される模様。2004 年に提出されたときの法案は法務省の WEB で閲覧できるので、第百六十八条の二あたりを読むと参考になる。この法案では、他人の電子計算機で使う目的でのウィルスの作成と配布や保有が罪になるというもので、単純所持 (解析のためとかコレクションのためとか) を罰することにはなっていない。

 なお、今回の法案が 2004 年の法案のウィルス作成罪と同じなのかどこか変わる予定なのかは報じられていない。

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 関連ストーリー:
ウィルス作成罪やメールログ90日保存を含む刑法・刑事訴訟法等改正案 2004年02月20日
法務省:コンピュータウィルス作成罪新設へ 2003年03月04日

 

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