アップル、Mac向けアプリ配信サイト「Mac App Store」をオープン

2010年12月17日 18:04

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アップルの開発者向け情報サイト内で「Mac App Store」を紹介するページのスクリーンショット(2010年12月17日)

アップルの開発者向け情報サイト内で「Mac App Store」を紹介するページのスクリーンショット(2010年12月17日)[写真拡大]

 米アップル(Apple)は16日、同社製OS「Mac OS X Snow Leopard」搭載PC向けのアプリケーション販売サービス「Mac App Store」を来年1月6日に立ち上げると発表した。iPhoneなどのモバイル端末向けで既に展開している「App Store」と同じ感覚で、無料/優良アプリをカテゴリごとに探したり、ダウンロード購入することができる。90カ国で利用可能となる。

 同社の発表によると、Mac App Storeでは教育、ゲーム、グラフィック・デザイン、ライフスタイル、生産性、ツールといったカテゴリごとでアプリケーションを検索したり、ユーザーの評価やレビューを閲覧できる。

 App Storeと同様に、簡単なクリック操作でアプリケーションの購入とインストールを行い、すぐに使い始めることができるほか、更新がある場合はMac App Storeを通じて自動的に配信され、容易に最新の状態に保つことができるという。

 Mac App Storeを利用するためのソフトは、Mac OS X Snow Leopardで利用可能でソフトウェア・アップデートを通じて配布される。

 同社は開発者向けの情報も公開した。アプリケーションの販売価格は開発者が設定し、価格の30%を手数料としてアップルが徴収する形となる。無料アプリケーション場合は手数料は発生せず、ホスティングやクレジットカードの手数料も発生しない。詳細は、developer.apple.com/programs/macで確認できる。

 同社のスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)は声明の中で「App Storeはモバイルアプリに革命をもたらした」「PC向けアプリケーションでもMac App Storeを通じて同じ事を実現したい」と述べている。

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