米個人宅から米史上最大量の爆発危険物みつかる。処理方法は「家ごと焼き尽くす」

2010年12月7日 19:02

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記事提供元:スラド

  cheez 曰く、

 米カリフォルニア州の住宅街のとある家から驚くほど大量の爆発物や揮発性薬品などが見つかったそうだ(Yahoo! News本家/.)。

 この家は床から天井まで爆発物やガラクタで敷き詰められており、木箱に入った手榴弾、ガラス瓶に入った爆薬、爆発性の揮発性薬品などの危険物や有害物質、自家製爆弾などが大量に発見された。1箇所に集められた個人所有の爆発物としては米史上最大の量だという。

 ゴミだらけの家には爆発物処理ロボットを送り込むこともできず、1度は爆発物処理班が9ポンド(4キログラム)ほどの爆発物を家から運び出し爆破させたが、この爆薬ハウスには揮発性の薬品も大量に保管されており、当局は全てを爆破していく方法は危険すぎると判断、家ごとその場で焼き尽くすしかないとの結論に達した。

 薬品等の入手経路やその使用目的は明らかになっていないが、この家に住んでいたGeorge Jakubec氏の妻によると氏は数年前に職を失ってから非常に不安定になっていたとのことだ(この妻とは既に疎遠になっており、同居していなかった模様)。

 焼却処理は近隣の居住者を避難させ、近くの高速道路を封鎖した上で水曜日に行われる予定となっている。風速やその方角も考慮されているとのことだが、1800度にも達するという熱では30分以内に化学物質は中和され、有害物質はあまり遠くまでは運ばれないと見られている。また、爆発が起きたとしても瓦礫類は60フィート(20メートル弱)程度しか飛ばないとも予測されている。

 処理には科学者や有害物質や公害の専門家、そして数十名の消防士らが関わり、完全管理の下行われる予定だそうだ。

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