米空軍極秘のX-37B、12月3日に帰還

2010年12月1日 11:00

印刷

記事提供元:sorae.jp

Image credit: NASA

Image credit: NASA[写真拡大]

 米空軍は11月30日、軌道上で極秘に試験を続けているX-37B軌道試験機(OTV:Orbital Test Vehicle)について、12月3日から12月6日の間に帰還させると発表した。

 発表によると、米空軍第30スペースウィングがX-37Bの大気圏再突入を監視し、12月3日から12月6日の間に、カリフォルニア州にあるバンデンバーグ空軍基地に着陸させる予定だという。ただ、詳細の着陸日時は気象状況や技術的な問題に依存するため、発表されていない。

 X-37Bは宇宙空間から無人で帰還できる宇宙船。長さ約9メートル、翼幅約4.5メートル、重さ約5000キロで、スペースシャトル(オービター)と比較すると、大きさは4分の1程度しかない。今年4月に打ち上げられたが、その目的や役割については明かにされておらず、米空軍は「実験を行うため」のみを発表している

 ■Preparations underway for first landing of X-37B
http://www.vandenberg.af.mil/news/story.asp?id=123232786

 【関連記事】
米空軍極秘のX-37B、軌道変更か
X51Aウェーブライダー、初飛行でマッハ5を達成
X-51A計画、5月25日に初の試験飛行
ボーイング、次世代無人戦闘機「ファントム・レイ」を公開
アトラスVロケット、米空軍のX-37Bを打ち上げ

関連記事